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大阪府枚方市にある”痛み・しびれ・自律神経失調症”専門の鍼灸院。枚方市。高槻市。交野市。寝屋川市。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.072-845-4560

〒573-0056 大阪府枚方市桜町13-4

筋膜について

筋膜とは
















※指で摘まんでいる透明のものが筋膜です。

筋膜は筋肉や内臓、骨など体内の様々な器官を包み込んでいる膜状の組織です。

ストッキングのように伸び縮みする薄い膜で全身の至るところに存在します。

筋膜は筋肉を包み込むことによって筋力を収束し効率を良くしたり、骨や内臓を結びつけバラバラにならないよう位置づけて形作ったり、外部から身体を守る防御壁の役目など様々な役割があります。

古くから認知されているにも関わらず無視されてきた筋膜ですが、徐々にその重要性が認められ、最近ではテレビや雑誌でも紹介されるようになりました。


筋膜が癒着すると


本来は滑らかで柔らかい筋膜ですが、癒着して縮むと硬化し伸びなくなります

硬く伸びなくなった筋膜は、あらゆる動作の妨げとなり筋肉は余計な負担を強いられダメージが大きくなります。
※サイドブレーキを上げたまま車を走らせるようなもの。

同時に血流も悪くなり栄養補給が滞り老廃物が徐々に蓄積します。
やがて自然治癒力が本来の能力を発揮できず回復が追いつかなくなります。
その結果トリガーポイント(知覚過敏・異常感覚)が形成され様々な痛みやシビレ、不調の原因となります。

よく世間で耳にする”肩が凝って辛い”の凝り(コリ)とは筋肉が硬いとされていますが、実際は筋膜の硬化そのものがコリなのです。筋肉のコリ=筋膜硬化です。
※バナナのように中身(筋肉)は柔らかく、包み込む皮(筋膜)が硬いイメージです。

また筋膜が硬化し縮むと身体は締め付けられ強制的に緊張してしまい脱力してリラックスすることが出来なくなります。
※ピチピチの服やストッキングを着たままではリラックス出来ません。

このような状態が続いてしまう事で自律神経が乱れる要因となります

ようするに筋膜が硬化すると・・・
疲れやすい痛みやすい治りが遅い休めない自律神経が乱れやすい身体になる訳です。

逆に言えば筋膜が柔らかく柔軟で良く伸びる状態であれば、身体は強くなり様々な不調を予防でき健康な日々を送りやすいという事になります。


筋膜が硬化する原因


一番関係が深いのは運動不足です。

筋膜はジッとしている時間が長かったり、小さな動作しかしない生活を送っていると癒着して硬化します。(無理な筋トレや重労働でも癒着する場合があります。)
毎日少しづつ癒着が積み重なり広がって、いつの間にか身体の柔軟性は低下し関節の可動域が狭くなります。そしてより日々の動作が小さくなりさらに癒着は広がるという悪循環を起こします。

例え仕事や家事などで毎日身体を動かしていると言っても各関節を大きく広げるような動作をしていなければ癒着して硬化してしまいます。

便利な世の中になっても人体の構造は昔と変わりありません。
人間は動くことで正常に機能するよう設計された動物ですから運動量が減ればその分の”しわ寄せ”があります。その一つが筋膜の硬化であり生活習慣病のようなものと当院は考えております。

運動不足以外にも車の衝突や落下転倒等で強い衝撃を受けた方、病気や怪我で長期間ほとんど動けなかった期間がある方、過剰な筋トレやスポーツで身体を酷使した方などでも同様に筋膜硬化による弊害が生じている場合があります。

筋膜を柔らかくする為に


日々の予防としては
全身の各関節を最大限までしっかりと伸ばすこと、日常では普段しな動きやポーズを積極的に行うことで筋膜の癒着をある程度防ぐことが出来ます。

すでに長年掛けて蓄積してしまった強固な癒着や、深部までビッシリ広がった癒着は普通にストレッチしても解消するのは難しく、外部からの手助けが必要となります。

当院での手助けは『筋膜リリース』と『針』の二つです。

・筋膜リリースとは普通のストレッチでは伸ばせない強固な癒着を両手または道具を使って強制的に伸ばして柔らかくする手技です。比較的表層の筋膜の癒着を剝がすのに適しており針施術の負担を軽減するのに役立ちます。

・針は深くまで癒着し硬化した頑固な筋膜に対して圧倒的な効果があります。深部までスルスルっと入って硬い筋膜を針でプスプスと穴を空ける(貫通)と驚くほど柔らかくなります。
ステンレス製の頑丈さと髪の毛ほどの細さによるしなやかさにより、手の届かない深部の筋膜硬化に直接刺激を加え柔らかくすることが出来る原始的ですが非常に優れた医療器具です。
※鍼灸院によって針の使用方法と目的は異なります。

この二つを駆使して当院では頑固な筋膜癒着を剥がし元の柔らかい筋膜を取り戻す施術を行っています。




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